オーストラリア・メルボルンへ訪れたら絶対に外せない場所。それは、世界一美しい海岸道路と評されるグレートオーシャンロード。
いまなお雄大な大自然が残るオーストラリアにおいても、トップクラスの美しさと壮大さを誇るこちらのスポット。
今回、グレートオーシャンロードの魅力と行き方についてご紹介します。
メルボルンから離れているため、運が良ければ道路を横断する野生のコアラを見られるかもしれませんよ。
未来のオーストラリア世界遺産・グレートオーシャンロード
もはや世界遺産になってもおかしくないと評されるグレートオーシャンロード。ただ登録まで待てない事情があることをご存知でしょうか?
近い将来グレートオーシャンロードは無くなる
現地の人にグレートオーシャンロードに行くという話をすると、「それはいいね! 近い将来無くなってしまうからね」と多くの人に言われました。
無くなるとはどういうことでしょうか。
実は、彼らが言っているのは全長200km以上も続くグレートオーシャンロードの最大の見所である十二使徒(Twelve Apostles)と呼ばれる、風や波で削り出された奇岩群のコト。
これは今この瞬間も強い波と風により、徐々にその姿を失いつつあります。
ただご心配なく、来年にはすべて消えてしまうという話ではなく、自然の力で長い年月を経るといずれは無くなってしまうという話です。
ただし、出来る限り今の美しい姿を目に焼き付けたい方は、地震や津波などで一気に使徒の岩が崩壊する前に訪れる事をすすめます。
車で片道5時間のグレートオーシャンロード旅。ツアーがおすすめ
グレートオーシャンロードがメルボルンから車で30分の距離にあれば最高なのですが、そんな大自然の光景が都会の近郊で見られる訳がありません。
遠すぎる感は否めませんが、その分価値があると思いましょう!
ツアーも多く市内から出ているので、料金や出発時間など、自分のスケジュールとにらめっこしながら少しゆとりを持ったプランを組むことを勧めます。
あるいはそもそも航空券やホテルなども含めた完パケでグレートオーシャンロードツアーを手配しておくこともオススメ。
そして、個人でレンタカーを使う事は運転好きの私もオススメしたい所ですが、片道5時間はかなり過酷。
慣れないオーストラリアの道を高速で走り続ける事は非常にリスキーなので、基本的に避けましょう。
初めの2、3時間はハイウェイを走り続けますが、後半2時間程は舗装されているもののガタガタ道が多く、高速で直線道を走っていたら突然曲がり角が出て来る事もしばしば。
普段車酔いしない方は水・酔い止め・音楽プレーヤーは必須です。
Spotifyのプレミアム会員にトライアル登録してみて、事前に色んなプレイリストをオフラインでも聞ける様にダウンロードするととても役立ちます。
以下、Spotify参考記事です。
・北欧生まれのSpotify: 世界一の音楽ストリーミングサービスとは
グレートオーシャンロード現地での楽しみ方
いよいよグレートオーシャンロードのご紹介。
まずはどんな服装で行けばいいのか気になる方へ参考情報を載せておきます。
◆ 夏:12月〜2月
- 非常に暑く、強い紫外線あり
- Tシャツ、短パンでok(薄い羽織りで肌を隠すことをおすすめ)
- スニーカーが最適(サンダルは少し歩きづらいです)
- サングラス、日焼け止め必須
◆ 冬:6月〜8月
- 海風が強くしばしば降雨
- 温かい冬コート必須(ダウンなど機能性が高いものがおすすめ)
- 冬でも紫外線が強く、サングラス必須
8月末に訪れた際、ぱらぱら雨が降った後、一気に晴れてサングラスが非常に役立ちました。
気温も薄着だと冷え込むので、日本の夏に訪問する際は11月前半の感覚で行く事をおすすめします。
滞在時間は、少なくとも1時間は欲しいのでそれを目安にツアー選びをしましょう。
長くとも2時間あれば十分です。
基本ルートはポート・キャンベル国立公園内の十二使徒ビジター施設(Twelve Apostles – Visitor Facility)から崖の先端の展望台まで行くルート。
そこから「十二使徒」を眺める事が出来ます。
展望台からの景色: Google マップ
1時間以上時間がある方は、ハイキングルートなどを通って別のスポットも寄ってみては?
また「ロックアード・ゴージ」の入江などもとても美しいです。
ちなみにこの一帯お手洗いは施設内と夕方以降は駐車場の簡易洗面所のみ。
また施設内のカフェもちょっとした軽食とコーヒーが飲めますが、夕方には閉店。
品揃えも多くないので、メルボルン出発前に軽食は手に入れておきましょう。
【おまけ】運が良ければ野生のコアラが道路に出現!
オーストラリアといえばみんな大好きコアラ!
シドニー、メルボルンの動物園では遠くから見る事しかできず、有料の写真撮影でも抱っこができません。
しかし、グレートオーシャンロードへの道中では野生のコアラを至近距離で見ることが出来ます!(ただし運が良ければ)
私の場合、車が突然ハンドルを切ったため前を向くと、はっきりとコアラが道路を4足歩行で横断する姿が見えました。
もちろんツアーなので急停車して写真撮影会が出来る訳もなく、そのまま走り続けましたがとても良い思い出となりました。
もしレンタカーで走行中コアラを発見しても、写真を撮るのは構いませんが決して触れないように。
さあ、あなたも今すぐグレートオーシャンロードに行ってみてはいかがでしょう?
Great Ocean Road, Victoria – Australia Vacations & Tours